Back
文字起こし 記事更新日: 2024/04/18

Androidの文字起こしアプリおすすめ5選!無料から機能充実の有料版まで

Androidの文字起こしアプリ

会議や打ち合わせ、講義、インタビュー取材など、人の話した内容を記録しておきたい場面は多々ありますよね。そんな時に録音した音声データとしてだけでなく、文字起こしをしたテキストとしてデータを残しておくと、後から検索もしやすくなってさらに便利です。

しかし、文字起こしするために新たな機材を導入するのは手間がかかってしまいます。そこで今回は、Androidデバイス1台で文字起こしができるアプリのおすすめ5選をご紹介します。お手持ちのAndroidスマホやタブレット端末で手軽に議事録作成ができますので、ぜひ試してみてください。

Androidの文字起こしアプリ(ツール)では何ができる?

そもそも文字起こしアプリや文字起こしツールは、「自動的に文字起こしができる」タイプのものと「文字起こしがしやすくなる支援ツールとして使える」タイプのもの、大きく2つに分かれています。それぞれどのようなことができるのか、詳しく見ていきましょう。

自動的に文字起こしができる

自動的に文字起こしができるタイプの文字起こしアプリは、音声認識システムを活用したものです。音源をインポートすると、音声認識システムが自動的に会話の内容を認識してテキスト化してくれます。

ほとんどのアプリにおいて音声認識精度はまだ完璧とは言えませんので、誤字脱字や音声として認識されなかった部分、ノイズを認識して不要なテキストが入ってしまった部分など、最終的には人の手で修正が必要になります。ただ、大部分を自動で文字起こししてくれるため、テキスト化にかかる作業負担は減らすことができるでしょう。

Androidの文字起こしアプリとして提供されているものは、こちらのタイプが多いです。

文字起こしがしやすくなる支援ツールとして使える

文字起こしアプリの中には、自動的に文字起こしを行うものではなく、作業者が音源を聞きながらタイピングするのを楽にしてくれる支援ツールもあります。音声の再生・一時停止・巻き戻し・早送り・再生速度変更などがスムーズに操作できるように工夫されているものが多く、タイピング以外の動作を減らせるため、効率良く文字起こしができるでしょう。

【無料あり】Androidで使える文字起こしアプリ5選

Androidの文字起こしアプリ_001

ここからは、Androidデバイスで使える文字起こしアプリのおすすめ5選をご紹介します。

音声文字変換&音検知通知(音声文字変換アプリ)

「音声文字変換&音検知通知」とは、Androidデバイス向けに無料で提供されているリアルタイム文字起こしアプリです。「音声文字変換アプリ」とも呼ばれています。Google Pixelシリーズのスマートフォンであれば、あらかじめインストールされているアプリです。

音声文字変換アプリは、もともとは日々の会話や周囲の音をテキストに変換して、聴覚障がいを持つ方の支援を行うためのアプリとして開発されました。しかし、Androidユーザーならいつでも無料で録音と文字起こしが手軽にできるため、会議や取材などの場でも有効活用されています。

ただし、音声文字変換アプリ内でのテキスト保存期間はデフォルトで24時間、最長3日間です。その後も利用したいデータについては、別のところへ保存し直さなければなりませんので、注意が必要です。

AI GIJIROKU

AI GIJIROKUは、AIが99.8%の高精度で音声認識を行う自動文字起こしアプリです。Androidでも李予可能となっています。ビジネスシーンにおける議事録作成に特化したアプリで、Zoomと連携してリアルタイム字幕表示を行ったり、会議終わりにすぐ議事録を作成することができます。Microsoft TeamsやSlackなどのビジネスツールと連携して、文字起こしデータを簡単に共有できるのも特徴です。

文字起こし機能を利用できるのは有料プランで、無料プランではチュートリアルのみ利用できます。ただし、有料プランを1週間試せる「無料トライアル」もありますので、気になる方は問い合わせてみてください。

Speechnotes

Speechnotesは、Googleの音声入力システムを利用した自動文字起こしアプリです。収録を開始すると、音声をテキストに変換して表示してくれます。Googleのサーバー上で音声をテキストに変換しているため、インターネット環境は必須ですが、高い精度での文字起こしが可能です。

料金は無料で、日本語以外にも英語や中国語など13種類の言語に対応しています。ただし、日本語の句読点には対応していませんので、文章を区切るためには人の手による修正が必要です。

Texter

Texterは、OpenAIが提供する最新の音声認識システム「Whisper」を活用した、高精度の自動文字起こしアプリです。録音音声からの文字起こしだけでなく、動画や画像、スクリーンショットからの文字起こしもできるのが特徴です。

文字起こしした内容を要約する機能や、リアルタイム文字起こし、リアルタイム翻訳機能などもあります。料金は基本的に有料ですが、無料プランでも短時間の文字起こしなら試すことができます。

Notta

Nottaは、AIを活用した自動文字起こしアプリです。104言語に対応しているのも大きな特徴です。セキュリティ面でも安全に利用できるアプリで、累計200万人以上のユーザーが利用しているという実績もあります。

料金は基本的に有料ですが、無料プランでもインポートした音声ファイルの最初の5分まで(録音時は3分まで)なら文字起こしを試すことができます。

Androidの文字起こしアプリを使うメリット

Androidの文字起こしアプリ_002

文字起こしアプリを使うと、どのようなメリットが得られるのでしょうか。具体的なメリットについて解説します。

会話の内容に集中できる

文字起こしアプリを使用する最大のメリットの1つは、会話や講演などの音声をテキストに変換できることでメモを取りながら話を聞く必要が無くなることです。

これにより、参加者は話し手の言葉に集中し、情報を逃さずに収集することが可能です。会話の中で重要なポイントやアイディアに気づくことが容易になり、質の高いコミュニケーションが期待できるでしょう。

簡単に議事録作成ができる

文字起こしアプリを使用するメリットの2つ目は、会議や講演の内容を手軽に議事録にまとめられることです。手動での記録作業が不要なため、時間の節約にもつながります。正確かつ迅速に議事録を作成することができ、参加者全員への会議の成果の共有も容易になるでしょう。

インタビュー記事の執筆に役立つ

文字起こしアプリを使用するメリットの3つ目は、インタビュー記事の執筆にも役立つという点です。記者やライターにとって、取材やインタビューは重要な作業です。

文字起こしアプリは、取材中に録音された音声を即座にテキストに変換するため、正確な引用やインタビューの内容を把握しやすくなります。これにより、記事の執筆作業が効率的かつ精緻に行えます。

話した内容を共有しやすくなる

文字起こしアプリを使用するメリットの4つ目は、話した内容を共有しやすくなるという点です。会話やプレゼンテーションをテキストに変換することで、口頭で伝えるよりも内容を共有しやすくなります。録音データやテキストデータを証拠として残せますので、言った・言わないの水掛け論になることも防げます。

文字起こししたテキストデータを保存し、関係者と共有することで、コミュニケーションの効率が向上します。特にリモートワークが増えている現代では、遠隔地のチームメンバーとの情報共有にも大いに活用できるでしょう。

リアルタイム翻訳ツールとしても使える

文字起こしアプリを使用するメリットの5つ目は、リアルタイム翻訳ツールとしても使えるという点です。一部の文字起こしアプリは、リアルタイムで音声をテキストに変換する機能を備えています。これにより、外国語のスピーチや会話も瞬時に理解でき、言語の壁を取り払い、国際的なビジネス環境でのコミュニケーションも円滑に行えるようになります。

Androidの文字起こしアプリを選ぶポイント

Androidの文字起こしアプリ_003

Androidデバイスの文字起こしアプリは、この記事でご紹介したもの以外にもたくさんあります。その中で自分に合ったものを選ぶためには、どのような点に注目すればよいのでしょうか。ここからは、アプリを選ぶ際のポイントについて解説します。

機能面の充実度

注目すべきポイント1つ目は、機能面の充実度です。文字起こしアプリの中には、自動で文字起こしができるものだけでなく、文字起こし作業を支援してくれるタイプのアプリもあります。

さらに、音源をインポートすれば自動で文字起こしを行うアプリの中にも、話し手を区別できるものや、すぐにデータを共有できるようにURLが発行されるもの、ノイズ除去機能やフィラー(「えー」「あのー」といった意味のない言葉)除去機能が付いたものなどもあります。

こういった機能面での充実度はアプリによってさまざまですので、どのような機能があるのかを調べた上で、使用する目的に合わせたものを選ぶとよいでしょう。

文字起こし精度

注目すべきポイント2つ目は、文字起こし精度です。文字起こしの精度は収音環境によっても大きく変わりますが、アプリによって異なることも多いため、アプリを選ぶ際には気を付けて見ておくべきだと言えます。

一般的には、無料のアプリよりも有料のアプリの方が精度が高いことが多いようです。有料アプリの中には無料で短時間試せるものもありますので、どの程度の精度を求めるのかをあらかじめ決めておき、その基準に合ったアプリを選ぶようにしましょう。

音源の長さの対応範囲

注目すべきポイント3つ目は、音源の長さの対応範囲についてです。アプリによっては長時間の音源に対応していなかったり、音声ファイルのデータサイズに制限があったりします。特に無料のアプリだと大きなデータには対応していないことが多いため、使用する音声ファイルのデータサイズに合ったものを選ぶべきだと言えます。

どうしてもデータサイズにあったアプリが見つからない場合は、音声ファイルをカットしたりファイル形式を変えたりしてデータサイズを小さくしたうえで、文字起こしアプリを利用しましょう。

利用料金

注目すべきポイント4つ目は、利用料金です。文字起こしアプリは無料のものから有料のものまで、利用料金はさまざまです。一般的には無料のものより有料のものの方が高機能であることが多いですが、利用頻度や用途によっては、高機能なアプリを選ばなくてもよいケースもあります。

文字起こしを出来るだけ楽にしたい方や、使用頻度が高いと考えられる方は、有料で機能が豊富なアプリを選ぶとよいでしょう。反対に、使用頻度が低いと考えられる方は、機能が少なくても無料で使えるアプリや、従量課金制で使いたいときにだけ使えるアプリを選ぶとよいでしょう。

対応言語

注目すべきポイント5つ目は、対応言語です。文字起こしアプリの中には翻訳機能が付いたものもありますが、日本語のみに対応したものもあります。リアルタイム翻訳ツールとしても使いたい方や、外国語での会議を翻訳して議事録として残しておきたい方は、対応言語の種類についても確認しておくべきだと言えるでしょう。

操作方法の分かりやすさ

注目すべきポイント6つ目は、操作方法の分かりやすさです。文字起こしアプリの操作方法はそれぞれ異なります。そのアプリ独特の操作方法が求められることもあるでしょう。

そうしたアプリを導入しても、いざ使う時に操作方法が分からないと上手く使いこなせず、かえって文字起こしに時間がかかってしまうケースも考えられます。せっかく文字起こしアプリを導入しても、操作方法が分からないからと使われなくなってしまうかもしれません。

それを防ぐためにも、導入前に操作方法についても確認しておき、操作が分かりやすくて誰でも簡単に使えるアプリを選ぶとよいでしょう。

Androidの文字起こしアプリを使用する際の注意点

Androidの文字起こしアプリ_004

Androidの文字起こしアプリを使用する際には、いくつか注意点があります。うまくアプリが使えない場合の解決策や、文字起こし精度を上げるための工夫について解説しますので、参考にしてください。

手直しが必要になる

文字起こしアプリは高度な音声認識技術を備えていますが、今のところはアプリだけで完璧に文字起こしを行うのはほぼ不可能です。特に複雑な言葉や特殊な専門用語の認識には限界があり、生成されたテキストには誤字や誤訳が生じることがあります。

そのため、正確にテキスト化する場合は、必要に応じて手動で修正や体裁を整えるといった手直しが求められます。議事録やインタビュー記事などの作成は文字起こしアプリだけで完結させるのではなく、最終的に人の手を加える必要がある点については、あらかじめ頭に置いておいた方がよいでしょう。

ノイズがあると精度が下がる

アプリの文字起こし精度は、収音環境によって大きく左右されます。ノイズのないクリアな環境で収録された音声は高精度で認識できますが、周囲のノイズや雑音が多い場所で使用すると、認識精度が低下する可能性があります。

BGMや生活音、関係ない人の話し声などが入っていると、文字起こしの精度が下がってしまいます。個室へ移動するなど、作業環境をできるだけ静かにし、外部からの影響を最小限に抑えるよう心がけましょう。

スマホのバッテリー残量に注意

文字起こしアプリは、音声録音やデータ処理に多くのエネルギーを必要とします。録音やデータ処理の途中でバッテリーが切れてしまうと、文字起こしの処理が止まってしまったりデータが消えてしまったりすることも考えられます。

特に長時間の利用や大量のデータ処理を行う際は、スマートフォンのバッテリー残量が急激に減少する可能性があります。使用前にバッテリー残量を確認し、必要に応じて充電を行ってから文字起こしアプリを使用するように心がけましょう。

スマホのストレージ残量を確認しておく

文字起こしアプリを使用して生成されたテキストデータは、端末のストレージに保存されます。長時間の録音や大容量のデータ処理を行う場合、スマートフォンのストレージが足りなくなる可能性があります。

ストレージが足りない状態で処理を行うと、データが途中までしか保存されなかったり、すべて消えてしまったりすることも考えられます。事前にストレージの残量を確認し、必要に応じて整理を行ってから文字起こしアプリを使用しましょう。

スマホの通知が鳴らないようにする

文字起こし作業中にスマートフォンが通知音を鳴らすと、それが録音に混入したり、録音が中断されてしまう可能性があります。文字起こしアプリを使用するときは、機内モードなどで通知音をオフにするか、極力静かな設定に調整しておくことが重要です。

まとめ

文字起こしは時間と手間がかかる作業ですが、お手持ちのAndroidデバイスで使えるアプリで作業を楽にすることができます。この記事でご紹介したアプリの中には、無料で使えるものや無料トライアル期間が設けられているものもありますので、ぜひ試しに使ってみてください。

議事録の新しいカタチ。ミーティング参加者の会話をテキストで記録&翻訳

  1. 30ヶ国語対応のリアルタイム翻訳
  2. 外国人メンバーとの会話も格段にスムーズ&記録可能

1日50円からはじめられるAI GIJIROKUは、パーソナライズ機能が盛りだくさんで使えば使うほど賢くなっていきます。

AI GIJIROKUを今すぐ試してみる →
AI GIJIROKU

関連記事

文字起こし 記事更新日: 2024/01/27

音声認識AI「Whisper」で文字起こしはできる?無料で試せる使い方を解説

音声認識AI「Whisper」をご存知でしょうか?WhisperはOpenAIが提供する最新の音声認…

文字起こし 記事更新日: 2024/01/27

MP3ファイル対応の文字起こしツール7選!無料でどれくらい使える?

会議の議事録やインタビューの文字起こしなど、音声データを文字に変換するケースは日常的に多くあります。…

Company

Service

  • AI GIJIROKU
  • nulltitude
  • EMETH
  • AI通訳 Beta