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文字起こし 記事更新日: 2024/08/03

Webexの文字起こしを自動化!議事録作成に便利な機能の使い方とおすすめツールを紹介

Webex文字起こし

近年、リモートワークが一般的になってきました。毎日のように行われる会議も、オンライン上で行うケースが多くなっています。それにより、Web会議ツールもさまざまなものが使われるようになってきました。

「Webex(ウェベックス)」はWeb会議ツールの1つで、利用している企業も少なくありません。そんなWebexで行われたWeb会議の議事録を作成するときには、文字起こしを自動化すると便利です。

この記事では、Webexの文字起こしを自動化する方法や、議事録作成に便利な機能の使い方、おすすめの文字起こしツールをご紹介します。WebexでWeb会議を行っている方は、ぜひ参考にしてください。

Webexとは?

「Webex」とは、アメリカのCisco社が提供するWeb会議ツールです。ビデオ会議やウェビナーの開催ができるのはもちろん、録画やファイル共有、チャット、ホワイトボード、ブレイクアウトセッションなど、さまざまな機能を持っており、世界中で利用されています。

無料プランといくつかの有料プランがあり、それぞれ使える機能や容量の制限が異なります。無料プランでもミーティング時間は最長40分となっており、短時間の会議であれば無料プランでも充分に賄えるのが特徴の1つだと言えるでしょう。

ただし、録画やファイル転送などの機能は有料プランでないと使用できないため、Webexを利用する場合は使用予定の機能に合わせたプランを契約する必要があります。

Webex会議の文字起こしをする方法

Webexで実施したWeb会議の議事録を作成する際は、文字起こしを自動化すると便利です。ここからは、文字起こしを自動化する方法について解説します。

Webexミーティングの文字起こし機能を使う

文字起こしを自動化する方法の1つ目は、Webexに搭載されている文字起こし機能を使うことです。ただし、無料プランでは日本語に対応しておらず、日本語のWeb会議を文字起こししたい場合は有償プランを契約する必要があります。なお、Webexの文字起こし機能の使い方については、後ほど詳しく解説します。

GoogleドキュメントやWord等の音声入力機能を使う

文字起こしを自動化する方法の2つ目は、GoogleドキュメントやWord等のドキュメント作成システムに搭載されている音声入力機能を使うことです。Web会議を始める際に音声入力機能をオンにしておけば、自動で音声を拾って文字起こしをすることができます。

ただし、音声入力機能が拾ってくれるのはマイクから入力された音のみです。マイクから入る音と、PC内で流れる会議相手の声を同時に拾わせるためには、仮想オーディオデバイスなどを使う必要があります。

文字起こしに特化したツールを使う

文字起こしを自動化する方法の3つ目は、文字起こしに特化した外部ツールを使うことです。文字起こしに特化したツールは、一般的に文字起こし精度が高いものが多く、議事録を作成するときの手直し工程を削減できるため、便利です。

Web会議ツールと連携できるものもあり、リアルタイムに会議内容をテキスト化できます。また、録画データや音声データを取り込むこともできますので、既に開催済みのWeb会議についても文字起こしが可能です。おすすめの文字起こしツールについては後述しますので、ぜひ参考にしてください。

Webexの字幕機能の使い方

Webex文字起こし_001

Webexの文字起こしを自動化する字幕機能を使う手順は次の通りです。

【Web会議の主催者が字幕付きの会議を開きたい場合】

  1. ミーティングウィンドウで「ミーティング」メニュー→「オプション」を選択する
  2. 「字幕」ボックスにチェックを入れ「OK」ボタンを押す
  3. ミーティングウィンドウで「表示」を選択する
  4. 「パネル」→「パネルの管理」を選択する
  5. ウィンドウの左側から「字幕」を選択し「追加」→「OK」ボタンを押す
  6. 設定完了:ミーティング開始時からリアルタイムで文字起こし結果が表示される

【Web会議の参加者が自分の画面に字幕を表示させたい場合】

  1. Web会議画面左下にある「○」ボタン→「Webex Assistantをオンにする」を選択する
  2. 「CC」をクリックし、言語を選択する
  3. 設定完了:画面上に選択した言語の字幕が表示される

【文字起こし結果の議事録を会議後にまとめて読み返す方法】

  1. ミーティング中の録画をオンにする
  2. Webex Assistantをオンにするか、CCをオンにしておく
  3. ミーティング終了後、Webexアカウントにログインする
  4. 「カレンダー」タブから該当のWeb会議を選択する
  5. 「レビュー」タブを選択すると議事録が見られる

無料で利用できる文字起こし機能

Webexの文字起こし機能は無料でも利用でき、会議中の発言を字幕として表示できますが、日本語には対応していません。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語のみ対応しています。日本語での文字起こしが必要な場合は、有償プランへの課金が必要となっています。

有償オプション「Cisco Webex RTT」

有償プランに含まれるリアルタイム翻訳(Real Time Translation:RTT)機能は日本語に対応しています。これにより、日本語での会議中の字幕表示や、議事録の保存、発言内容のリアルタイム翻訳などが可能となっています。

日本語での文字起こしが可能になるのは、StarterプランやBusinessプラン、Enterpriseプランなどの有償プランです。Webexにおいて日本語での文字起こしが必要な場合は、これらの有償プランを契約しなければなりません。

Webexの会議などで文字起こしツールを使うメリット

Webex文字起こし_002

先述の通り、Webexの標準機能でも文字起こしの自動化は可能ですが、文字起こしに特化したツールを使うことで得られるメリットもあります。

高精度な文字起こしが可能

文字起こしツールは、音声認識技術や自然言語処理の進歩により、高い精度で音声をテキストに変換することができます。Webexで行ったWeb会議の音声データを文字起こしツールに入力することで、正確な議事録を作成することが可能です。これにより、会議内容を正確に把握し、情報の漏れや誤解を防ぐことができます。

ツールによっては自動で議事録作成ができるものもある

一部の文字起こしツールには、自動で議事録を作成する機能が備わっているものもあります。これらのツールを利用すると、発言内容をテキスト化したデータだけでなく、会議の内容を要約した議事録を自動で作成することができます。手作業でのテキスト作成時間を大幅に短縮できるため、効率的な作業が可能です。

Webex以外で使用可能

外部の文字起こしツールは、Webex以外の音声データにも対応しています。例えば、録音した音声ファイルや他のWeb会議ツールでの音声データなども、同様に文字起こしツールで処理することができます。他社とのミーティングなどでWebex以外のWeb会議ツールを使用する際にも、外部の文字起こしツールを導入していれば議事録の作成が容易になるでしょう。

Webexの文字起こしにおすすめのツール5選

Webex文字起こし_003

先述の通り、Webexで行ったWeb会議の議事録を作成する際は、文字起こしに特化したツールを使うと便利です。ここからは、おすすめの文字起こしツールをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1:AI GIJIROKU

「AI GIJIROKU」は、オルツ社が提供するAI議事録作成ツールです。音声認識精度は99.8%と高く、話者特定機能やリアルタイム翻訳機能もあるため、さまざまなシーンで活用できる文字起こしツールだと言えるでしょう。専門用語の学習を強化した業種別音声認識機能もありますので、専門的な内容の会議を文字起こしする際にも利用しやすいのが特徴です。

2:Notta

「Notta」は、累計ユーザー数が340万人を超えるAI文字起こしサービスです。文字起こし精度は98.86%と高く、1時間の音声を5分で文字起こしできるため、より正確な議事録がスピーディーに作成できます。ワークスペースで議事録を共同編集することができますので、チーム間での情報共有にも適したツールだと言えます。

3:Rimo Voice

「Rimo Voice」は、日本語に特化したAI文字起こしサービスです。日本語に特化した自然言語処理技術を使用しているため、句読点を含めた自然な日本語生成を得意としており、より読みやすい議事録を作成できるツールだと言えるでしょう。ChatGPTを活用した自動要約機能もあります。

4:toruno

「toruno」は、文字起こし+録音+画面キャプチャでWeb会議を記録できる議事録作成ツールです。リアルタイムの文字起こしができるアプリを利用できるのは、2024年5月現在においてはWindows OSのみですが、動画ファイルや音声ファイルをアップロードするWebブラウザ版はmac OSでも使用できます。

5:YOMEL

「YOMEL」は、会議後ワンクリックで議事録作成がほぼ完了するAI議事録ツールです。会議ツールとの連携は不要で、Web会議が始まったらスタートボタンを押すだけで、リアルタイム文字起こしが始まります。会議終了後は自動で要約や要点一覧、Q&Aの自動生成などが行われますので、手作業はほぼ不要で議事録が完成するツールとなっています。

まとめ

Webexは世界中で利用されているWeb会議ツールです。Webexで行われたWeb会議の議事録を作成する際は、Webexに標準搭載されている文字起こし機能を使うと便利です。ただし、より精度の高い文字起こしが必要な場合は、文字起こしに特化したツールを使用するとよいでしょう。

文字起こしツールの中には、会議の内容をまとめて自動的に議事録を作成してくれる機能がついたものもあります。議事録作成の手間を削減するためにも、この記事でご紹介した文字起こしツールの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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