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会議関連 記事更新日: 2023/02/05

会議室の上座・下座はどこ?机や椅子の形式、状況別に席次を解説

会議 上座

会議や商談では、座席の上座・下座が決まっています。上座・下座は机の形式や状況によっても変わるので、「席次がよくわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、会議室や応接室の上座・下座の基本から机や椅子の形式別の席次を詳しく解説します。本記事を読めば、席次を心配することなく、落ち着いて会議を迎えられるはずです。ぜひ参考にしてください。

会議の上座と下座とは?

会議の上座と下座とは、座席の配置のことです。位の高い方や来客、目上の方は上座に通します。反対に下座は、立場が下の人が座るようにします。

ビジネスマナーとして、目上の方を下座に通すことのないように気をつける必要があります。会議や商談など、ビジネスのあらゆる場面で使う知識なので自然に意識できるといいでしょう。

席次が大切な理由

席次について解説する前に、なぜ上座・下座が大切なのかを解説します。席次が大切な理由は、目上の方を敬う気持ちやおもてなしの心が込められているためです。

席次を理解してスマートに案内できれば、「この人は敬意やおもてなしを理解している人だな」と認識してもらえます。

基本は「入口から遠い席」が上座

席次の基本は「出入口から遠い席が上座、近い席が下座」です。来客や目上の方を最も遠い席に通し、立場が低い人が最も出入口に近い座席に座ります。

あらゆる席次の基本となる考え方なので、ぜひ覚えておきましょう。ただし、座席や状況によってはこの限りではありません。机の形状や状況別の席次をこの後に解説するので、そちらも参考にしてください。

状況別|会議の上座・下座

議長がいる場合や座席が円卓の場合など、基本の考え方だけでは判断に迷ってしまうケースもあるでしょう。ここでは、状況別の上座・下座を解説します。それぞれ詳しく見ていきましょう。

議長がいるロの字型の場合

机が「ロの字」で議長がいる場合は、議長の席から考えるといいでしょう。議長や進行役の方は、出入口から遠い場所の真正面に座ります。その上で、出入口から最も遠く議長に近い位置が上座です。

その後、出入口から遠い順に位の高い方が座ります。下座は基本通り、最も出入口に近い座席です。

議長がいるコの字型の場合

コの字型の場合もまずは議長の座席を考えます。ロの字型と同じく、出入口から最も遠い場所の真正面に議長が座ります。そして議長視点における右側を上座とします。

次に位の高い方は議長の左側、その次は右側といった具合で配置しましょう。下座は先ほどと同じく、出入口に最も近い場所とします。

円型の場合

会議室の配置によっては、円卓に座る機会もあるでしょう。この場合でも、上座は出入口から最も遠い場所になります。次に位の高い方は最初に座った方の右隣、その次の方は左隣へ案内します。

「出入口から最も遠い席が上座」「議長の右側が上座」の2点を覚えておけば、一見難しく感じる円卓の席次も簡単に理解できます。円卓は中華の食事会などでも多くみられるので、会食の際にも応用できる知識です。

応接室の場合

応接室では、椅子に座るケースとソファなどの長椅子が用意されているケースがあります。

椅子の場合は基本の通り、出入口から最も遠い場所を上座、近い席を下座とします。

席の片側がソファなどの長椅子になっている場合は、長椅子側を上座として考えてください。そのため、長椅子の1番奥の席が上座です。奥から2番、3番という順番で位の高い方を案内しましょう。

スクリーンやホワイトボードが設置されている場合

会議ではスクリーンやホワイトボードを見ながら進める場合もあります。この場合は、基本の席次に加え「スクリーンの見やすさ」を意識して考えるといいでしょう。

例えば「コの字型」の一辺を抜いた部分にスクリーンを設置する場合、見やすいのはスクリーンの正面です。そのため、出入口が近い場合でもその座席を「上座」とします。席次はあくまでも気遣いが大切なので、見やすい席に通すことが優先されます。

タクシーやエレベーターにも上座・下座はある

席次の考え方は、会議室や応接室だけではなく、タクシーやエレベーターでも活用できます。ここでは、それぞれの上座・下座の考え方を詳しく見ていきましょう。

タクシーの座席

タクシーの場合は、運転席の後ろが上座となっています。後部座席に3人がけで座る場合は、右側・左側・真ん中の順で座りましょう。ただし、この席次だと上座の人が乗降しづらくなる可能性はあります。

そのため、乗車前に「この座席で大丈夫ですか?」など本人の意向を確認しておくと好印象です。また、助手席は下座なので、最も立場の低い方が座るようにしてください。

エレベーター

エレベーターにも上座と下座があります。席次で基準となるものは、出入口近くにある「操作盤」です。扉から遠く、操作盤がある側の奥が上座でその隣が次に位の高い方の位置となります。

下座は、操作盤の前です。下座の方は開閉ボタンや階数ボタンを押す役割も併せて担います。来客の送り迎えや移動などでエレベーターに乗る機会は多いので、普段から意識してみるといいでしょう。

まとめ

座席の上座・下座は来客へのおもてなしの気持ちや目上の方を敬う気持ちが込められています。席次の知識を身につけてスムーズに案内できるようになれば、会議に安心して臨めるだけでなく、相手に与える印象もアップするでしょう。

本記事でご紹介した状況別の席次を参考にしていただき、ぜひビジネスマナーの基本である上座・下座の知識を身につけてください。

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