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文字起こし 記事更新日: 2024/04/18

英語の文字起こしを簡単に!作業のコツや相場、おすすめ無料アプリ・サイトを紹介

英語文字起こし

「英語の文字起こしって具体的に何をするの?」「時間をかけないために必要なコツやおすすめのツールは?」これから英語の文字起こしに臨む方は、このような悩みをお持ちではないでしょうか。

そこで今回は英語の文字起こしのコツや、作業の効率化におすすめのアプリ・サイトを紹介します。「英語の文字起こしを仕事にしたい」と考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。

英語の文字起こしとは?

英語の文字起こしとは、英語の音声データを文字にする作業を指します。英語の文字起こしは時間がかかる作業のため外注する企業は多く、現在重要が高まっている仕事です。

例えば、英語で行われた商談や会議の議事録、映画・ドラマの字幕を作成する際などに、英語の文字起こしが必要となります。また、文字起こしデータは、英語翻訳を行うAIの学習用データとして活用されることもあります。

英語の文字起こしのニーズとトレンド

日本における英語の文字起こしのニーズは、時代とともに移り変わっています。従来は英語の商談や会議の議事録、映画やドラマの字幕作成としてのニーズが多数でしたが、現在はインターネットが普及したことにより、Web動画に付ける英文字幕のための文字起こしがトレンドとなっています。

動画を作成して全世界へと発信することは、今や一般の人でも気軽にできる時代です。映画やドラマではない一般的な英語の動画でも、字幕を付けることで世界中の英語学習者に目を留めてもらえる可能性が生まれます。動画閲覧数を向上させるためにも、英文字幕は必須となりつつあるのです。

また、字幕を付けることは、聴覚障碍者に対するバリアフリー化にもなります。バリアフリーやユニバーサルデザインが推進されている現代社会だからこそ、英語の文字起こしのニーズも高まっているのだと言えます。

求人動向は?

英語 求人動向

英語の文字起こしを仕事にする場合は、どのような求人があるのでしょうか。

現在の求人動向としては、継続雇用よりも業務委託で単発作業の仕事が中心となっています。例えば企業の会議の文字起こしなら1回~月に数回程度、Web動画に字幕を付ける場合なら投稿の度に定期的な作業が発生するなど、作業量も依頼によってさまざまだと考えられます。

作業は主に在宅で対応可能なものが多く、副業として人気を博しています。英語のネイティブスピーカーだけでなく、英語を第二言語として扱える日本人が自らのスキルを活かした副業として、英語の文字起こしを仕事にしているようです。

英語の文字起こしに向いている人

英語の文字起こしに向いているのは、英語力はもちろんのこと、中でもリスニングスキルに自信がある方です。具体的にはビジネスレベル上級者からネイティブレベルが理想です。また、得意なだけでなく英語を聞くのが苦でないことも、英語の文字起こしを仕事にするうえで重要といえるでしょう。

どの程度の英語力が必要?

英語の文字起こしを仕事として行うには、一般的にビジネスレベル上級者~ネイティブレベルの英語力が必要であると言われています。TOEICのスコアだと800点以上あれば、求められる程度の英語力を持っていると見なされます。

ただし、800点以上はあくまで望ましいとされるスコアです。英語の文字起こしに必要なのは主にリスニングスキルであるため、TOEICのリスニングスコアが400点以上あれば、十分に仕事が行えるでしょう。

英文法をしっかりと理解した上で、リスニング力を身に付けていれば、英語の文字起こしを仕事にすることが可能だと言えます。

英語の文字起こしをスムーズに行うコツ

自分の英語力だけを頼りにすると、効率的に文字起こしを進めるのが難しい場合もあります。ここからは、英語の文字起こしをスムーズに行うコツを紹介します。

文字起こしするジャンルの理解を深める

事前に文字起こしする音声のデータがどんなジャンルかを知っておくと、スムーズに進めやすくなります。もし専門性の高いジャンルを文字起こしするなら、そのジャンルにまつわる基礎知識や英単語を学んでおくのがおすすめです。

例えば、医療系の音声データなら、医療系の英単語を勉強しておくといいでしょう。まずはその分野の知識をつけることを意識してみてください。

音声を聞き取りやすくする

作業に取り掛かる前に、音声を聞き取りやすくしておくのも大切です。例えば、音声ファイルはノイズを取り除いたり、聞き取りやすい再生スピードに調整したりするといいでしょう。

また、集中して音声を聞ける環境を整えるのもおすすめです。なるべく静かな部屋でイヤホンやヘッドフォンを用いるなど、音声が聞き取りやすくなるような工夫をしましょう。

作業を始める前に音声を一通り聞く

音声を聞き始めてすぐに文字起こしするのではなく、作業を始める前に音声を一通り聞くのもコツのひとつです。おおよそのテーマや内容を把握してから始める方が意味を理解しやすくなるため、文字起こしがスムーズに進みます。音声を一通り聞く際は、大切なポイントを箇条書きでメモしておくといいでしょう。

ディクテーションを取り入れる

継続的に英語の文字起こしをするなら、リスニングスキルを伸ばすのに効果的なディクテーションを習慣化しましょう。

ディクテーションとは聞き取れた英語を一言一句書き起こす勉強法のことです。最後にはスクリプト(原稿)で答え合わせをするため、聞き取れなかった箇所や原因を分析できます。ディクテーションは、英語の文字起こしのレベルアップに最適なトレーニング方法です。

アプリを活用する

英語の文字起こしをしてくれるアプリを活用するのも手段のひとつです。文字起こしアプリは、音声に合わせてリアルタイムで文字起こしするタイプと、アップロードされた音声ファイルを文字起こしするタイプが主流です。

どちらのタイプのアプリを使っても、スピーディーに文字起こしを完了できます。効率的に英語の文字起こしを済ませたい方は、アプリの利用を検討しましょう。

英語の文字起こしを行う際の仕上げ方

英語の文字起こしは、案件やクライアントによって求められる仕上げ方が異なります。そのため、作業する前にどの仕上げ方で納品するのかを必ず確認しましょう。仕上げ方には以下の4種類あります。

仕上げ方 特徴
素起こし 相槌や言い間違いも含めてそのままの英語を書き起こす。
ケバ取り 素起こしから不要な言葉を削ったり、言い間違えを修正したりする。
要約 音声の内容を指定された文字数にまとめる。
リライト 一度文字起こしされた文章を正しくわかりやすく修正する(話し言葉を書き言葉に変える、イギリス英語をアメリカ英語に変える)。

これらの違いをしっかり把握し、求められた仕上げ方にあわせて適切に文字起こししていきましょう。

英語の文字起こしを依頼する際の費用相場

英語の文字起こしに時間を割けない場合は、外部サービスへの依頼も検討してみましょう。外部サービスに依頼する場合は、1分あたり200~600円が費用相場です。金額の幅が広いのは、依頼する仕上げ方や内容の専門性、録音状態によって料金が異なるからです。

文字起こしを依頼する場合、一般的に日本語の文字起こしを依頼するよりも高単価であることが多いです。また、短納期であるほど料金は高くなる傾向にあります。少しでも料金を抑えたい場合は、納期に余裕を持って依頼するとよいでしょう。

業者に依頼する場合の選び方

業者に依頼する場合の選び方

英語の文字起こしを外部サービスへ依頼するのはコストがかかります。しかし、英語のリスニングに慣れていない人がツールを使って行うよりも、スピーディーかつ正確なクオリティの原稿に仕上がるでしょう。

では、どのような業者やサービスを選べばよいのでしょうか。料金が安ければよいというものではありませんので、目的に合った選び方を心がけましょう。

納期を確認する

早急にデータが必要な場合は、まず納期を確認しましょう。一般的に納期が短ければ短いほど料金が高くなる傾向にありますが、「特級コース」などで短納期対応を行っているところもあります。

目安としては、60分以内の音声データであれば3営業日程度の時間を要するのが、一般的な納期だと考えられます。これより早く納品を求める場合は、追加料金や相場より高い料金が発生することがありますので、よく確認してから依頼しましょう。

記事の品質が担保されているか

納品される現行の品質が担保されているかどうかをチェックすることも大切です。特に社内資料としてだけでなく、外部の人にも配布する資料のために文字起こしデータが必要な場合は、要注意です。

質の低い業者・サービスを見極めるには、校正担当者が原稿の二重チェックを行うかや、運営年数、取引実績などを見て判断するとよいでしょう。

適正な価格か

依頼する前に、極端に安すぎる・高すぎるといったことがなく、適正な価格設定になっているかどうかについてもチェックしておきましょう。

納期や仕上げ方、内容の専門性、音声データの録音状態、二重チェックを行ってくれるかどうかなど、原稿の品質と価格が見合っていると思える業者・サービスを選びましょう。

無料で使いたい方におすすめの英語文字起こしツール

次は無料で使いたい方におすすめの英語文字起こしツールを紹介します。各ツールの特徴もまとめたので、試しにアプリを使ってみたい方はぜひチェックしてみてください。

1:Group Transcribe

Group TranscribeはMicrosoftが提供する文字起こしツールです。本ツールに英語音声を聞かせるとリアルタイムで文字起こししてくれます。日本語や英語を含む30以上の言語に対応していて、無料アプリでありながらも高い精度を誇ります。

2:Googleドキュメント

Googleドキュメントは、Googleが無料で提供している文章作成ツールです。音声入力機能を使えば、リアルタイムで英語の音声を自動で文字起こししてくれます。Googleアカウントを持っている方なら誰でも利用できるため、手軽に使いやすいアプリといえます。

3:Google Chrome

Google Chromeではブラウザ上で再生した英語の音声と動画に、自動で字幕を付けてくれる機能があります。利用方法は以下の通りです。

  • Google Chromeの詳細から「設定」を選択
  • 「ユーザー補助設定」をクリック
  • 「自動字幕起こし」をオン

日頃からGoogle Chromeを利用している方は多いので、こちらも気軽に試しやすい方法のひとつです。

精度・機能重視の方におすすめの英語文字起こしツール

次に精度・機能重視の方におすすめの英語文字起こしツールを紹介します。それぞれの特徴を確認しながら、自分にとって使い勝手のいいアプリを見つけてみてください。

1:AI GIJIROKU

AI GIJIROKUは、AI機能を搭載した議事録自動作成ツールです。英語を含む30ヵ国に対応しており、英語で議事録を作成する際に活躍します。また、重要な発言をブックマークする機能や業種別の音声認識など、充実した機能が使えるのも嬉しいポイントです。

2:Notta

Nottaはリアルタイム・音声ファイルの文字起こしが可能なツールです。パソコンやスマホにも対応しているので、幅広いシーンで活用できるのが大きな特徴といえます。また、文字起こしのテキストを手軽に編集できる点も魅力です。

3:Otter

Otterは英語の音声をテキスト化するサービスです。スマホ版アプリは、会議やインタビューの音声をリアルタイムで文字起こししてくれます。PC版は英語の音声ファイルから文字起こししてくれるので、必要に応じて使い分けることが可能です。

4:文字起こしさん

文字起こしさんは、音声や動画ファイルをアップロードすると自動で文字起こししてくれます。音声データや動画を受け取って文字起こしすることが多い方におすすめです。専門用語がよく使われる医療やIT、介護などの文字起こしにも対応できます。

まとめ

英語の文字起こしは、ビジネスレベル上級者からネイティブレベルの英語力が必要です。また、英語の聞き取りが苦にならない人でなければ、続けるのは難しいかもしれません。英語の文字起こしに挑戦する際は、コツや注意点を押さえたうえで、効率化にはアプリの活用を検討してみてください。

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