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インタビュー 記事更新日: 2023/01/04

読みたくなる社員インタビュー記事への第一歩!質問例をご紹介

社員 インタビュー

近年、採用サイトや自社ブログなどに社員インタビューを掲載する企業が増えてきました。プロのライターに取材・執筆を依頼して、力を入れている企業も少なくありません。

では、読みたくなる社員インタビュー記事とはどういったものなのでしょうか?記事を作成するメリットや注意すべきポイントと合わせて、効果的な質問例をご紹介します。

社員インタビュー記事を作るメリット

そもそも、社員インタビュー記事を発信するとどのような効果が得られるのでしょうか。まずはメリットを見ていきましょう。

企業理解の促進

社員インタビュー記事を通して企業イメージを発信できるため、企業理解の促進につながります。日々の業務内容や社員が普段何を考えて業務に臨んでいるのかなど、具体的なエピソードを盛り込んでいくと、自社の魅力がより伝わりやすくなります。

また、「社員が生き生きと働いている」というポジティブなイメージが伝えられると、求職者や取引先からの信頼も増すでしょう。

社風や社内の雰囲気が伝わる

求職者が採用サイトを見ても、具体的な業務内容や社風については伝わりづらいものです。しかし社員インタビュー記事では、実際に働いている社員が普段どのような業務を行っているのかや、職場の雰囲気をどう感じているのかが伝えられます。

記事を読んで働く場所や業務のイメージがつきやすくなると、「思っていた仕事ではなかった」「社風が合わなかった」といったミスマッチを防ぐことにつながるでしょう。企業にとっても求職者にとっても、早期離職による負担が減らせるのは大きなメリットだと言えます。

エンゲージメント向上

社外だけでなく社内への発信もあわせて行うと、社員エンゲージメントの向上も期待できます。インタビューされた社員は、自分の活動を知ってもらうことで「もっと会社のために頑張ろう」という思いを持ったり、記事をきっかけに社内でのコミュニケーションが生まれることもあります。

社員エンゲージメントが向上すると離職率の低下につながり、社員同士の連携が強まり業績向上も期待できます。これは社内にも記事を発信する大きなメリットだと言えるでしょう。

社員インタビューの質問例

社員インタビューの最適な質問は、記事のターゲットや目的によって変わってきます。ここでは答えやすい質問例をいくつかご紹介しますので、伝えたいポイントに合わせて取り入れてみてください。

会社について

会社についての質問では、社風や職場の雰囲気について社員がどう感じているのかを聞きます。役員や人事担当者から見たイメージではなく、実際に働いている立場から見たありのままを伝えることができますので、求職者の企業理解に大きく役立つでしょう。

  • 所属している部署やチームについて、ご説明をお願いします。
  • 部署・チーム内で、あなたはどのような役割を担っていますか?
  • チームメンバーとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
  • 職場の雰囲気はいかがですか?
  • 自社の行っている事業について、どう感じておられますか?
  • 社内制度や福利厚生について、よく利用するものや「あって良かったな」と思うものはありますか?
  • 転勤や異動はありましたか?
  • 「入社してよかった」と思うポイントはありますか?
  • 「もっとこうだったらいいのにな」と思うポイントはありますか?

仕事内容について

社員の仕事内容についての質問では、実際の現場ではどのような業務が行われているのかを具体的に聞きます。求職者にとっては入社後の働くイメージが湧きやすくなりますし、仕事に興味を持つきっかけにもなります。

取引先や顧客に対しても、「この会社の社員は自分の仕事に誇りを持っているのだな」というポジティブイメージを与えることができるでしょう。

  • 1日(1週間、1か月)の業務の流れを教えてください。
  • 仕事のやりがいを感じる部分はありますか?
  • 趣味や特技が仕事に役立ったことはありますか?
  • 仕事での経験が日常生活に役立ったことはありますか?
  • あなたの仕事をする上で、必要だと思うスキルは何ですか?
  • 仕事をする中で「これだけは誰にも負けない」と思うものはありますか?
  • 新入社員へのフォローはどのように行っていますか?

具体的なエピソード

会社や仕事内容についての質問をしたら、さらに深掘りして具体的なエピソードを聞きましょう。社員がどういったことを考えて仕事をしているのかが伝わりやすくなり、自社のイメージにも厚みを持たせられるようになります。

  • これまでで一番大変だった仕事は何ですか?どういった点で苦労をされましたか?
  • 最も嬉しかった仕事のエピソードを教えてください。
  • この会社で働く上で、成長を実感したエピソードはありますか?
  • 「自分の仕事がきちんと評価されている」と感じたことはありますか?
  • お客様とのやり取りで、印象的だったエピソードは何ですか?
  • 仕事をする中で、最も大切にしているものは何ですか?
  • プロジェクトの開発ストーリーをお聞かせください。

インタビュイー本人について

インタビュイーである社員本人のことについての質問では、入社までの会社に対する印象や休日の過ごし方などを聞きます。会社や仕事内容についての話だけでは聞けない、その人の人となりを表現できるため、より「社員の本音が語られている記事」であるという印象を与えることができるでしょう。

  • この会社と出会ったきっかけは何ですか?
  • 志望動機は何でしたか?また、入社を決めたポイントは何ですか?
  • 入社前後で会社に対しての印象に変化はありましたか?
  • 仕事終わりや休日はどのように過ごしていますか?
  • 仕事とプライベートの両立はできていますか?
  • 趣味は何ですか?
  • 学生時代にしておけばよかったと思うことはありますか?
  • 日ごろの疲れはどうやってリフレッシュしていますか?
  • 休みを取って、やってみたいと思うことはありますか?
  • 理想のライフスタイルはありますか?

今後の目標

これまでの仕事や社員についての話を聞いたら、最後は今後の目標を聞きます。社員個人の目標はもちろん、チームとして、あるいは会社として目指すところを社員に語ってもらうことで、「一丸となって同じ目標に向かっているのだな」という印象を与えることができるでしょう。

  • あなたが今後挑戦したいと思う仕事やポジションはありますか?
  • 今後身につけたいスキルはありますか?
  • あなたの所属する部署・チームの目標は何ですか?
  • 会社全体として持っている、今後のビジョンについて教えてください。

社員インタビュー記事作成で注意すべきポイント

社員インタビュー記事をより魅力的なものにするためには、取材時だけでなく準備段階や執筆時にも気を付けなければならないポイントがあります。

目的を常に意識する

記事を作成する目的を常に意識しておくことは、より良い記事にするための基本です。誰に読んでもらいたいのか、読んでもらうことで達成したい目的とは何かを初めに考え、インタビューの準備をする際にも、目的に合った質問を選ぶようにしましょう。

インタビュイーに質問を事前共有

インタビュイーにあらかじめ質問項目を共有しておくと、取材までに回答を考える時間ができるため、より深いエピソードを聞けるようになります。また、回答を考えておけることで緊張もほぐれやすくなるため、取材がスムーズに進みやすくなるでしょう。

インタビュー時は相手をリラックスさせられるように心がける

インタビュアー・インタビュイーが初対面の相手であればもちろん、よく見知った間柄であったとしても、改めて取材するとなると緊張してしまうものです。インタビューを始める前に軽い雑談などでアイスブレイクの時間を取り、柔らかい表情と普段より少し高めの声のトーンで、できるだけリラックスした雰囲気づくりを心がけましょう。

できるだけ答えやすい質問にする

つい考え込んでしまう質問ばかりすると、取材のテンポが悪くなり話が弾みづらくなってしまいます。複雑で難しい質問は多用せず、できるだけ答えやすい質問を心がけましょう。

その上で、「なぜそう感じたのですか?」「〇〇に関して具体的なエピソードはありますか?」と深掘りしていくとよいでしょう。また、社員個人の話を聞く際は、プライベートに踏み込みすぎないように注意が必要です。

会話形式、一人称形式など、形式は統一する

社員インタビュー記事は、1人分だけでなく複数記事を作成することが多いと考えられます。その際、記事ごとに形式が異なると統一感がなく読みづらさを感じてしまうため、できるだけフォーマットを統一して執筆しましょう。特に執筆者が複数いる場合は注意しなければなりません。

導入で記事の概要を説明する

記事には、導入部分に「この記事は何を目的としているのか」「インタビュイーは何をしている人なのか」といった概要を記載するとよいでしょう。初めに簡単な概要を書いておくことで、記事を読み進めやすくなります。

ストレートな宣伝になりすぎないよう注意する

ターゲットが求職者や顧客であったとしても、ストレートな宣伝文句ばかり書かれた宣伝記事のようになると、読み手は離れてしまいます。執筆の際は、あくまで社員の人柄や社内の雰囲気を伝えるものとして、宣伝に寄ってしまわないよう気を付けましょう。

校正・インタビュイーへの確認まで丁寧に

書き上がった記事は、自分自身もしくは他者に依頼して校正を行いましょう。自分で校正をする場合、記事の内容が頭に残っているうちよりも、少し時間を置いて客観的な目で見直した方が間違いに気付きやすくなります。

また、インタビュイーにも内容のチェックをしてもらいましょう。「自分はこう言ったつもりだったが、違う捉え方をされている」「取材のときはこう思っていたが、今は少し違う」という指摘が入ることもありますので、トラブルを防ぐためにも確認は丁寧に行いましょう。

まとめ

読みたくなる社員インタビュー記事を作成するには、目的に合った質問の選定が必要です。今回ご紹介した質問例と注意すべきポイントを参考にして、より効果的な社員インタビュー記事を作成してください。

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