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会議関連 記事更新日: 2023/02/01

有意義な会議はアイスブレイクから!短時間でできるおすすめのネタをご紹介

アイスブレイク

緊張した雰囲気の会議では、発言がしづらくなり良い意見も出にくくなるものです。会議や研修の時間を有意義なものにしたいなら、まずはアイスブレイクで緊張をほぐすのはいかがでしょうか。

この記事では、会議の導入に取り入れやすい、短時間でできるアイスブレイクをご紹介します。アイスブレイクの効果や実施する際の注意点についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

会議の導入に!アイスブレイクとは

アイスブレイクとは、会議や初対面の人同士の場における緊張を緩和し、コミュニケーションをスムーズにする手段の1つです。緊張した空気を氷(アイス)に例えて、その状況を壊すという意味合いで「アイスブレイク(アイスブレーク)」「アイスブレーキング」と呼ばれています。

ビジネスシーンでのアイスブレイクは、会議や研修の初めに取り入れられるものや、商談のトーク手法として使われるものがあります。会議の場においては、数分間でできるゲームやクイズなどがよく取り入れられています。

アイスブレイクの効果・メリット

まずは、アイスブレイクを会議の前に行うと、どのような効果・メリットがあるのかを知りましょう。

緊張感を和らげる

体を動かしたり、他の人と話して笑顔が生まれることで、緊張感を和らげた状態で会議の本題に入ることができます。リラックスして柔軟な発想ができるようになると、より良い意見が出てきやすくなるでしょう。

会議の雰囲気が緊張したものになっていると、参加者は発言しづらくなってしまいます。会議中の発言を促し、生産性の高い時間にするためにも、場の緊張をほぐすことは大切だと言えるでしょう。

発言しやすい空気をつくり出す

参加者がアイスブレイクで喋ることに慣れると、会議の本題に入ってからも発言がしやすくなります。人前での発言は緊張しやすいものですが、会議前に参加者同士がコミュニケーションを取ることで、その緊張感を取り除くこともできるでしょう。

参加者同士のコミュニケーション促進につながる

普段の業務中にはあまり関わらない人と、話したり協力し合うこともあります。こうした機会をきっかけに、会議以外の時間でも参加者同士のコミュニケーションが生まれることもあるでしょう。

会議前のアイスブレイクは、普段の社内コミュニケーション促進にもなり、働きやすい職場環境づくりに役立つと考えられます。

取り入れやすいアイスブレイクをご紹介

Business teamwork with white puzzle cooperation unity concept

ここからは、会議の導入に取り入れやすいアイスブレイクをご紹介していきます。10分程度の短い時間でできるものを中心に、簡単なやり方も合わせて説明しますので、ぜひ試してみてください。

究極の選択

参加者それぞれの意見を議論する、トーク系のアイスブレイクです。ファシリテーターが究極の選択を迫る質問を提示し、参加者全員でどちらがいいかを話し合います。

例えば「無人島に1つだけ持っていくなら、食料・道具どちらを選ぶ?」「残りの人生でずっとどちらかしか食べられないとしたら、肉・魚どちらを選ぶ?」など、意見が偏りにくい質問を用意しましょう。道具を準備する必要がないため、手軽に行えるアイスブレイクだと言えます。

やり方

1)ファシリテーターが質問を提示し、「Aの方はこちら、Bの方はこちらに移動してください」とアナウンスする

2)参加者はどちらかを選択し、それぞれのエリアに移動する(選んだ選択肢を紙に書いて自分の前に掲げるなど、着席したままやる方法もある)

3)「なぜその意見になったのか?」を発表して話し合う

4)ファシリテーターは適宜参加者それぞれに意見を求めたり、感じたことをフィードバックする

GOOD & NEW

参加者全員に発言する機会が回ってくる、トーク系のアイスブレイクです。参加者一人ひとりが、24時間以内にあった「良かったこと」「新しい発見」を1分ほどで発表します。話し手以外の人は、発表が終わったら拍手を送ります。

人数が多い場合は、ランダムに3~10人ほどのグループに分けるとよいでしょう。聞き手は相槌やリアクションを取るなど、話し手が発表しやすい雰囲気づくりをします。雰囲気づくりが上手くいくよう、ファシリテーターが最初に声をかけると効果的です。

やり方

1)ファシリテーターは参加者を3~10人ほどのグループに分ける(少人数の場合は分けずに進めてもよい)

2)参加者は順番に、24時間以内に合った「良かったこと」と「新しい発見」を1分ほどで発表する

3)発表者以外は聞き手となり、相槌やリアクションを取って話しやすい雰囲気を作る

4)発表が終わったら、全員で拍手をする

しりとり自己紹介

隣の人の名前を覚えながら簡単な自己紹介ができる、トーク系のアイスブレイクです。隣の人の名前の「しりとり」で自己紹介をします。例えば、隣の人がタナカタロウさんだった場合、“ウ”を取って「うさぎが好きな、ナカムラハナコです」→その隣の人は“コ”を取って「子どもが生まれたばかりの、サトウツヨシです」と続けていきます。

テンポ良く回せるように、手拍子でリズムを取りながら進めるのもよいでしょう。1周したら逆回りにしたり、前の人の自己紹介を足して「うさぎが好きなナカムラハナコさんの隣の、子どもが生まれたばかりなサトウツヨシです」と言うようにすると、より盛り上がります。

やり方

1)ファシリテーターが自分の名前を言う

2)1番目の人はファシリテーターの名前の最後の文字を用いて、一言自己紹介をする

3)2番目以降の人は、前の人の名前の最後の文字を用いて、一言自己紹介をする

4)1周するまで続けたら、逆回りで同じようにしりとり自己紹介をする

5)前の人の自己紹介を復唱してから自己紹介をするなど、追加ルールを設けて難易度を上げていくと盛り上がりやすい

嘘つき自己紹介

会話をしながら楽しめる、ゲーム系のアイスブレイクです。ファシリテーターは自分に関することを3つ、発表します。ただし、そのうち1つは嘘を混ぜて、すべて本当のことであるように説明しましょう。参加者は質問をして、その嘘がどれなのかを見抜くというゲームです。

質問の回数や時間を制限すると、間延びしづらくゲーム性も高まるのでおすすめです。初対面同士ならお互いのことを知るのに役立ちますし、知り合い同士であっても意外な一面を知ることができるでしょう。

やり方

1)ファシリテーターが自分に関することを3つ、嘘を1つ混ぜて発表する(例:カレーライスが好き・趣味はキャンプをすること・犬を飼っている、など)

2)参加者はファシリテーターに質問し、3つのうちどれが嘘なのかを探る

3)参加者全員で1つの答えを出す場合は、相談の時間を取る

4)意見がまとまったら発表し、答え合わせをする

クイズ大会

楽しみながら会社や一緒に働く仲間について知ることができる、ゲーム系のアイスブレイクです。ファシリテーターがクイズを出して、参加者が答えます。出題は会社にまつわる知識や雑学はもちろん、「社長の好きな食べ物は?」といった小ネタにしても盛り上がるでしょう。

少人数の場合は、回答してもらう際に「なぜそう思ったのか」を発表してもらうと、発言に慣れることができます。大人数の場合は数人のグループに分けて、グループごとで話し合った回答を出してもらうとよいでしょう。

やり方

1)ファシリテーターがクイズを出し、三択の回答を提示する

2)シンキングタイムの後、正解だと思うものに挙手してもらう

3)参加者は回答の理由を発表し、答え合わせをする

あと出しじゃんけん

大人数でも取り入れやすく、短時間で盛り上がれるゲーム系のアイスブレイクです。ファシリテーター、もしくは代表者を1人選び、前に立ってもらいます。その1人が「じゃんけんぽん」のかけ声で出したじゃんけんに、参加者は全員で「ぽん」と言いながらあと出しじゃんけんをします。

最初は勝つように出してもらい、慣れてきたら「次はあいこになってください」「負けてください」と変えていきます。スピードを上げていくと失敗する人も多くなり、笑顔が生まれやすくなります。

やり方

1)ファシリテーターもしくは代表者1人が前に立つ

2)前に立った人は「じゃんけんぽん」のかけ声とともに、じゃんけんを出す

3)参加者は全員で「ぽん」と声を出しながら、前に立った人の手に勝てるようにあと出しじゃんけんをする

4)慣れてきたら、じゃんけんの前に「あいこになって」「負けて」と指示を出す

5)だんだんスピードを上げるなど、難しくしていく

じゃんけん5(ファイブ)

単純なルールですが競い合うこともできる、ゲーム系のアイスブレイクです。通常のじゃんけんとは異なり、「じゃんけんファイブ」のかけ声で片手の指(0~5本)を出します。出している指の合計が5になったらハイタッチをします。

2人組もしくは3人組でじゃんけんし、ハイタッチできたら別の人とじゃんけんをしに行きます。制限時間内にどれだけ多くの人とハイタッチできたかを競うと、ゲーム性が生まれて盛り上がるでしょう。

やり方

1)参加者同士で2人組もしくは3人組を作る

2)「じゃんけんファイブ」のかけ声で片手の指(0~5本)を出す

3)出している指の合計が5になるまで繰り返し、5になったらハイタッチする

4)別の人と2人組もしくは3人組を作り、2)と3)を繰り返す

5)制限時間終了後、ハイタッチできた回数を発表して順位付けし、拍手を送る

バースデーライン

少し体を動かしながらコミュニケーションが取れる、ゲーム系のアイスブレイクです。参加者全員がジェスチャーのみでコミュニケーションを取り合いながら、誕生日の早い順に並びます。並び終わったら、先頭の人から誕生日を発表して答え合わせをします。

声を出したり紙に書いたりせず、身振り手振りや表情だけでお互いの誕生日を正確に把握しなければならないため、難易度の割に案外手こずることもあるでしょう。体を動かすことで緊張をほぐせますし、答え合わせの際には自然と笑顔が生まれる、手軽で取り入れやすいゲームです。

やり方

1)ファシリテーターは「ここが1月1日、ここが12月31日です」と並ぶ場所を提示する

2)参加者は声や筆談なしでコミュニケーションを取り、お互いの誕生日を把握して早い順に並ぶ

3)全員並んだら、誕生日が早い人から順に自身の誕生日を発表して答え合わせをする

ブラインド・ドローイング

2人1組で行う、お絵描きゲーム系のアイスブレイクです。2人組を作って背中合わせに座り、1人は与えられた写真や絵に描いてある物について説明し、もう1人はそれに基づいて絵を描きます。ただし、説明する人は絵の中にある物の名前は言えません。色と形だけは説明できます。

正確に物事を伝えることの難しさがよく分かるゲームです。参加者に「どうすれば自分の意見が伝わりやすくなるか」を考えてもらうきっかけにもなり、会議中の発言の解像度アップにもつながるでしょう。

やり方

1)参加者同士で2人組を作り、背中合わせに座る

2)ファシリテーターは2人組のうち1人にお題となる写真や絵を渡し、もう1人には白い紙とペンを渡す

3)写真・絵を渡された参加者は、ペアの相手にその内容を説明する。ただし、物の名前は言えない。色と形の説明は可能

4)白い紙とペンを渡された参加者は、ペアの相手の説明をもとに制限時間内で絵を描く

5)時間切れになったら答え合わせ

握手リレー

一致団結して目標タイムを目指すゲーム系のアイスブレイクです。参加者全員で手をつないで輪になり、スタート地点になる人を決めます。ファシリテーターが出す「よーいドン!」の合図で、スタート地点の人は右隣の人の手をぎゅっと握ります。握られた人は、そのまた右隣の人の手をぎゅっと握り、これを1周するまで続けます。

ファシリテーターは、握手リレーが1周するまでのタイムを計測しましょう。最後の人には「はい!」と合図を出してもらうか、ファシリテーターの左手を握ってもらうと計測しやすくなります。2回目以降は目標タイムを伝えて全員で目指すようにすると、団結力が高まります。

やり方

1)参加者全員で手をつないで輪になり、スタート地点になる人を決める

2)ファシリテーターは「よーいドン!」の合図でタイム計測をはじめ、スタート地点の人は右隣の人の手をぎゅっと握る

3)手を握られたら、右隣の人の手をぎゅっと握る

4)1周するまで握手リレーを続け、最後の人は「はい!」と合図を出す(もしくはファシリテーターの左手をぎゅっと握る)

5)計測したタイムを伝え、2回目以降は目標タイムを提示する

6)1周したらそのまま逆回りでもう1周するなど、追加ルールで難易度を上げていくと盛り上がりやすい

会議前にアイスブレイクを行う際の注意点

会議前のアイスブレイクを効果的に取り入れるためには、いくつか気を付けなければならないポイントがあります。

目的を明確にする

アイスブレイクは短時間で盛り上がりやすいゲームやトークが多いですが、実施する目的はあくまで緊張をほぐして会議を有意義なものにすることです。会議の雰囲気がゲームの延長として砕けすぎてしまわないよう、アイスブレイクを実施する目的を明確にした上で始めるのがよいでしょう。

時間を区切る

アイスブレイクがついつい盛り上がってしまい、想定より時間が延びることもあるでしょう。しかし、そうなると本題である会議の時間を圧迫してしまいます。あらかじめ「今からアイスブレイクとして10分間、このゲームをします」と宣言するなど、時間を明確に区切っておきましょう。

場に合ったアイスブレイクを選ぶ

たくさんの種類があるアイスブレイクですが、状況によって最適なものは異なります。初対面同士の人がどれくらいいるか、人数はどれくらいかなど、会議に参加するメンバーの様子を見て場に合うものを選びましょう。

まとめ

アイスブレイクは緊張をほぐし、会議中の雰囲気を良くしてくれます。上手く活用すれば、参加者から良い意見やアイデアが出やすくなり、会議の時間がより有意義なものになるでしょう。

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